7月24日、横田めぐみさんの遺骨がでたらめであり、政府が制裁予告を行ってから7ヶ月目、函館市民会館にて、500名の定員を上回る600名の参加者により、3時間にわたり集会が開催されました。(立ち見となってお帰りになられた方々お詫び致します。)
日夜全国を駆け回る横田滋さん(家族会代表)の冒頭の挨拶で始まり、函館在住であり、函館工業高校にかよわれていた小住健蔵さんの妹である遠山明子さんが道南の会の佐藤健治代表につきそわれて初めて公の場に姿を現し、佐藤代表より、「勇気を振り絞ってこの場に姿を現していただいた当日はお姉さまもご来場の予定であったがご入院された、是非みなさんにも被害者御家族のプライバシーへの配慮をお願いしたい。」とのお願いのあと、遠山さんより「こんなにたくさん集まっていただいてありがとうございます」と小住さんの祖母と実父との写真を胸に、声を振り絞って御礼がありました。
真鍋特定失踪者調査会専務理事より、「道南は特定失踪者が多く非公表も存在している、瀬棚等が工作員の上陸ポイントになっており、関連情報の提供をお願いしたい」と呼びかけ、第二部では西村眞悟民主党衆議院議員が、「6カ国協議をきっかけとして国論が制裁を向け統一されることを期待している。」と語り、超党派での取り組みを強く訴えました。引き続き多くの被害者ご家族の悲痛な叫びは、聞く人の心に深く刻まれ、決議文の朗読により、道南での拉致問題究明の第一歩が始まりました。6カ国協議の開催もやはり北朝鮮側は重油の提供を条件とするものであり、相変わらずの武力行使準備を進めた上で、やめて欲しければ代替援助を要求する北朝鮮の「瀬戸際外交」が続いており予断を許しません。
街頭で演説する増元家族会事務局長 |