佐藤けんじ

佐藤けんじ 道南発、日本の未来。

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2005/2/8
2月7日は北方領土の日

伊豆下田、長崎、函館、鎖国を解いた日本が最初に開港した港として有名ですが、1855年安政2年に伊豆下田において日露和親条約が締結され、日露間に初めて国境線が画定されました。この段階で既に国後、択捉、歯舞色丹はわが国の領土であると、両国は認め合っていたのです。また1855年の樺太千島交換条約で両国民が混在していた樺太と千島列島交換条約が締結され、択捉以より北が日本に帰属しました。大切な事は千島列島に中に国後、択捉、歯舞色丹がはいっていないことです。1951年のサンフランシスコ平和条約で、日本は千島列島と北緯50度以南の樺太の権利を放棄しましたが、千島列島に国後、択捉、歯舞、色丹が含まれていないのに、いまだに旧ソビエト連邦の継承国であるロシアが4島返還に応じない現実であります、国際法(慣習法に要素がかなり強い法律)に鑑みても日本の返還請求は正当であり、勝戦国が敗戦国から領土をもぎ取りそのまんまという帝国主義時代のような傲慢なやり方が通らないことをロシアも認識しているのですが、ヨーロッパにおいて旧ソビエト連邦の衛星諸国が分離独立したような、冷戦の崩壊現象はまだ極東では起きていないのが現状です、隣国との友好関係の基礎は両国間の国のかたちである領土の帰属を国際法にのっとり尊重しあうことが大前提です。私達は決してあきらめずに返還運動を継続します。(2月8日函館新聞5面、同日北海道新聞4面参照ください)

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