２００４年もいよいよ今日で終わりとなりました。将来の記録では、おそらく新潟中越地震と最大瞬間風速を各地で記録した台風等の災害の年として記録されると思ってましたが、年末に発生したスマトラ沖地震を目の当たりにし、災害は私達の日常カレンダーとはちがって、来年であっても、備えをおこたることができない時代にはいってきたなと考えています。本日をもって自由民主党北海道第八選挙区支部台風第１８号対策本部は亡くなられた方に哀悼の意、並びに被災された方にお見舞いを申しあげ、解散致しますが、包括的な取り組みは一層必要となったと考えております。
水と空気と治安、おそらく社会的共通資本の典型として「ただ」が当たり前の象徴ですが、水と空気は自然の資本、治安は制度の資本であり前二者は環境との共生を図っていく上で、直接規制や環境税制のような経済的手段とグリーン化した社会資本整備が必要となり、治安は私達がつくりあげていく行政や自治の課題であります。ただ共通して必要となっていくことは、私達の知恵や経験による備えを乗り越えた脅威に、どう立ち向かえるかが必要と思うようになりました。将来に対しては、老後や障害には年金、仕事や雇用には景気の動向など漠然とした「不安」があります。まだまだ、これからなすべき事の多さを痛感しております。
多くの方々にお世話になり、一年をすごすことができました、サラリーマンから転職して一年半、見知っていた世界のつもりでしたが、自分の足と自分の信じる流儀で、一歩一歩、先哲の知恵をたよりによたよたとここまでやってこれました。ありがとうございました。外は静かに雪がふっております。暖かいお年越しをお過ごしください。