佐藤けんじ

佐藤けんじ 道南発、日本の未来。

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No.109 /2006/8/7
函館の夏

事務所を西部地区に戻してから、ニチロビルに昔ホールがあり、よく遊びに来たと寄られる方がいらっしゃいます。まだまだ記憶が人々に息づいています。懐かしい西部地区をもっと知っておきたい、そんな夏を過ごしてます。入船の港で櫓こぎをやって日本海側とは少しちがう船のこぎ方を知りました。お祭りの時にご開帳されている真言寺のお不動さんのいわれを考えてみたり、大黒町では久しぶりに綿菓子をつくりました。子供たちやフリマの皆さんお買い上げありがとうございます。古い土蔵や様々な由緒を語る建物だけでなく、人々の記憶に残っている函館が息づいています。オーラルヒストリーが政治学でも重視されるように、人々の経験や記憶に往時の商売慣行や海での仕事がまだ生きています。建物にこめられた記憶だけでなく人々の慣行もまた大事な私たちの無形の観光資源です。紙に残すだけでなく子供たちにも一緒に、体で憶えてくれることを大切にしたいですね。

一日には花火は音だけを楽しんで十字街でグループサウンズを聞き、焼き鳥とビール。レンカ堂さんに大変お世話になりました。世話がやけて、すいませんでした。二日は少し暑くなったかな?というくらいでしたけど、十字街・松風コースのイカおどり、若い人たちの多い団体です、函バスの山車を引き連れて、のぼりを持ちながら、子供を肩車しながら、沿道のみなさんに声援を受け、一杯頂戴して、団扇で扇いだり、プレゼントしたり、みなさん元気でした。
三日はわが堀川町での港おどりです。堀川・五稜郭コースを踊りました。45名の隊列整え、踊り手は振り付けの意味を手先にまでこめて、港踊りの優美さ、伝わりましたでしょうか。私も足先まで気を使いました、が。はたして。そして郵便局のみなさんと赤いティーシャツの背中に感謝をこめて、イカ踊りに出場、郵便局の方々はやはり性分生まじめ、照れながらも、沿道の中にいつものお客様を見つける毎ごとに、安心したようにニッコリ、忘れない感謝の心を持ちモクモクと踊り続けました。
四日は再び十字街へ、張磨さんが一心不乱に焼き鳥を焼いてました。ひたすら焼き物から目を離さずの職人らしさ漂ってました。ブラバンの人達もひたすら演奏する人たちでした。

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